【イベント報告】2月19日はっと汁☆たこ焼き、焼きそば作り☆出荷体験

朝から強い雨が降り続き やっぱりなの朝☔

いつものことながら 何日も前から携帯の天気予報とにらめっこ📱

あっちがだめならこっちと いくつもの天気予報を見てはため息をついてばかりの毎日でした。今回は、寒いかもと、石油ストーブまで買ったのに 強い雨で全く使えなかった(´;ω;`)ウッ…


こんな雨の2月19日 食育イベントを決行しました。

今回のイベントは、

・畑の野菜を使って宮城県の郷土料理の『はっと汁』作り

・みやぎっ子元気ネギ入りたこ焼き、焼きそばづくり(トッピングのみ)

・長ネギ収穫 出荷体験(当日雨の為前日までに収穫済み)

の内容のこ~い企画でした☆


まずは 宮城県の郷土料理であり伝統食の『はっと作り』

『はっと』『ひっつみ』など地域によって呼び名が違いますが『すいとん』です。

宮城県では登米市が発祥の地だそうです。


なぜ、『はっと』とよばれているかご存じですか?

昔々、お米を年貢として納めていた時代に お米がなくて困っていた農民が小麦粉を使って食べられるもの、主食になるものを作ったそうです。出来上がったものを食べてみたら美味しすぎてそればかりを食べていたそうです。このままでは、農民が米を作らなくなるかもと大名がそれを『ご法度』としたそうです。そこから『はっと』と呼ばれるようになったそうですよ。そのくらい 美味しいということですね


はっと作りは とても簡単で小麦粉の半分の量のお湯(40℃以上)とお塩1つまみをボールに入れて ひたすらこねるだけ☆30分寝かせたら 予め作っておいた 沸騰したしょうゆベースのお汁に形を整えて入れるだけ。はっとが浮いてきたら 完成です。

汁に入れる野菜もなんでもよくて、季節の野菜や冷蔵庫に余っているお野菜でOKです。


実は 一度子供たちに作ってほしかったんです。

災害時 火を使ってお米を炊くのは難しいけど 『はっと汁』は 材料さえあれば 簡単に作ることができ お腹もいっぱいになる、体も温まる、一度に大人数分のお料理が一つの鍋で出来る。

災害時の食事の大切なポイントがたっぷりつまったお料理だとおもうの。

いつかの為に 覚えていてくれたらいいな☆


そんな願いを込めて 子供たちと『はっと作り』をスタートしました。

ジップロックに入れた小麦粉と塩に熱湯を入れてモミモミ✋

粉が残っている部分を目で確認しながら モミモミを繰り返しました

子供でも15分もあれば 簡単に『はっと』が完成👍

みんな 上手に作っていましたよ♪


出来上がったものは寝かせた方がおいしくなるので自宅へお持ち帰り頂き、ご自宅で親子で調理してもらうことにしました。教室では、前日私が作っておいた『はっと』をつかって目の前で熱湯に入れる作業を見学してもらいました。

子供たちが喜ぶだろうと 赤、緑、黄色に色づけをしてきたのですが、食紅の量をまちがえてしまい(笑)コストコカラーの奇抜な色の『はっと』になってしまったことは内緒です(笑)

形を形成し 熱湯にいれてしばらくすると 『はっと』が浮いてきます。

ひらひらと浮いてくる『はっと』をみて 「ういた~」「これで食べていいの?」と子供たちが不思議そうにのぞいていました☆

自宅では危なかったり、忙しくてなかなか経験させることができないことや大人には当たり前でも、子供には初体験ってことをイベントでたくさんしてほしいなとおもんだぁ~

ベテランスタッフもたくさんいるし 親子関係では甘えちゃうことも お友達がいたり 

普段あまり接しない大人といるとお子様は言うことも聞いてくれる

大人がしっかり見守れば 子供たちのできることは増えていきます

でも、見守るのがむずかしいですよね💦

子供たちとワイワイしながら あっという間に 『はっと汁』は完成😃

帰りに試食です😋


たこ焼きは、『たこ焼き屋🐙多幸ふじ』様にご協力いただき会場までキッチンカーでいらしていただきました。

なんと、こちらのたこ焼きは キャベツの代わりに 長ねぎを使っているそうです。

ネギを使うことで余計な水分が出ないそうです。食べてみて思いましたが、ネギの風味が旨みと甘み、天然のお出汁になっているのかな?と感じました☆


今回は、子供たちが栽培に携わった『長ネギ』を使って たこ焼きと海鮮塩焼きそば作りを見学させていただきました。

本当はね、キッチンカーにのせてもらって たこ焼きをつくらせてもらいたかったの。

打ち合せを重ねていくうちに うちの団体は未就学時から小学校の高学年まで参加している為、小さな子には油がはねて危ないということになり断念しました。


たこ焼きを焼いているキッチンカーを見学し ソースやマヨネーズなどのトッピングを体験することになりました。 トッピングは お舟にのった大きなたこ焼きに ソースやマヨネーズ、青のり、鰹節もトッピングしました。パパ、ママの分まで子供たちが担当し ソースやマヨの容器を順番にまわして使い 小さな子の作業中は 皆で待ってあげるという優しい場面も(^▽^)/


たこやきやさんから 天かすや干しエビを上にトッピングしても美味しいとアドバイスをいただきました。干しエビにはタルタルソースをかけても美味だそうです。

ご自宅でたこ焼きをする際は、試してみてください。美味しかったですよ🦐


体験教室の最後は 長ネギの『出荷体験』 

当日は雨が予想されていたため 前日までに収穫をしてしまいました。

プロが使う お店用の袋に 長ねぎを3本入れる

体験教室用の記念シールを貼る

今回は 子供たちだけではなく参加者さん全員に長ネギのプレゼント🎁

寒さにあたり 雪解けの水分をたっぷりすった 甘く柔らかい長ネギの一番おいしいこのタイミングで皆さんに食べて欲しかったの

長く太くなったおネギを袋に詰めるのは大変だったね

身長ほどのねぎを背伸びして袋に入れてる子もいました←かわいい



すべての作業終了後、『はっと汁』『たこ焼き』『焼きそば』をテイクアウト用にお配りし解散となりました。

会場で飲食された参加者さんは、お料理の熱々さと野菜の甘味に驚き、おいしいと笑顔が溢れていました☺

テイクアウトされた参加者さんからも「こんなに簡単にはっと汁が作れるならこれから自宅で子供たちとつくります」とご報告を受けました。

苦手な野菜を食べられるようになったお子様やたこ焼きに入っていた紅ショウガを食べられるようになり少しだけお兄ちゃんになったお子様のご報告もいただきました。

良かった♡



雨の為 だいぶ予定を変更して イベントを行ってしまいましたが 無事終了することができました。今回は いつも以上に参加者さんのご協力があってこそのイベントとなりました。

会場が狭いことも有り お車で待機して下さった参加者さん、スタッフのお手伝いをして下さる参加者さん、譲って下さる参加者さん、なんだか一丸となったイベントになった気がします。


また、春から子供たちが『種まき』『植え付け』『間引き』までおこなったお野菜が

今回は 伝統食であり郷土料理の『はっと汁』、『たこ焼き』『海鮮ネギ焼きそば』になりました。

育てて 観察して 管理して 調理して 食べる。 これこそ『食育』『食農』なんじゃないかな?

子供たちでも作れた『はっと汁』は、災害時炊き出しにもなるお料理です。

いつかの為に、もしもの為に 『きっと役立つ種』が今回もまけたかな?

この経験がいつか役に立ちますように🌈


最後になりますが、子供たちが楽しく安全な一日になるよう ご協力いただいた 多幸ふじ様、新浜町内会の皆様、優しい農家さん、参加者さん、ボランティアさんありがとうございました。心より感謝いたします。


《この活動は一般財団法人セブンーイレブン記念財団の助成を受けて実施しています》




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仙台市宮城野区新浜地区で活動している『ニコニコ親子ふぁーむ』のホームページです。 震災の津波被害ですべてを失った大地に、子供たちが種をまき、新しい命と、新しい繋がりを育てています。 多くのものを失ったけど、この大地で、子供たちが新しい未来を作っています。 たくさんの失敗したり、大変なこともあるけど、多くの繋がりを持ちながら、植物を植え、 収穫したものを使い、『食』も学んでいます。