3月19日(日) たくさんの方のご協力のもと
・津波避難タワーの見学
・春夏野菜の種まき体験
・団子デコレーション体験(職業体験)
・バルーンアート体験
を行いました🌈
前日まで 雨やら雪やら降っており 心配していたお天気も カラッと晴れ気持ちの良い一日でした。
みやぎっ子の畑は、『東日本大震災』の津波で全てをなくした地域です。
二度と悲しいことが起こらないよう 地震と津波に備えて高さ10メートルを超える『津波避難タワー』がいくつもあります。
ボランティアさんや参加者さんから「中はどうなっているのですか?」という質問を受け
見学させて頂く事ができました。
訓練でも見学でも 一度体験することは 大事❕
使われるようなことは起こってほしくないけど、万が一に備えることは重要です。
普段は、入ることができない施設。ドキドキしながら見学させていただきました。
見学の前に、地元町内会の被災された方から 当時のお話をしていただきました。
私が印象に残ったのは『津波は、ほんとに怖い。逃げて下さい』でした。
普段、みやぎっ子の畑をお手伝いしてくれる頼りになる農家さんからの言葉。
なんとも言えない気持ちになりました。
津波の怖さを理解した上で、早速『津波避難タワー』へのぼらせていただきました。
子供にしてみたら 遊具みたいな作りになっていますが、お話を理解したのか
おふざけする子は一人もいませんでした。周りを見渡し観察しながら見学を進めていましたよ。
避難タワーは、大きな地震や津波発生時には けたたましいサイレンと赤いランプが点滅するそうです。
高さは10メートル。震災時の津波到達点は、タワーの2階にのぼっても、子供であればひざ下くらいまで濡れてしまう高さです。
階段とスロープがあり、停電時に備え 反射板 が付いた手すりと太陽光発電?の照明もいたるところに設置されていました。
屋上まで歩いて5分弱、走って3分(一人の場合)
屋上は、とても広く屋根や壁はありませんでした。
被災された方から、海の方角、津波がきた進路を教えて頂いたり、活動している畑をみたりと 子供たちも何か感じてくれたことはあったかな?
屋上から降りると 室内スペースがあります。
そこには、お手洗い、洗面所、おむつ替えのスペースや防災無線、非常食、車いす、非常用テント、簡易トイレ、座布団が救命胴衣に代わる防災グッツがたくさんありました。
きっと 被災された方の声を参考に設置、設備されたんだろうなと感じるものばかりでした。
始めてみる防災グッツを不思議そうに見つめる子供たちに 簡易トイレに座らせて頂いたり、救命胴衣を装着させて頂いたりと楽しみながら施設見学もさせて頂きました。
見るだけではなく、体験することこそが きっと いつかの為に役立つよね♪
子供も大人も 記憶に残る体験教室だったと思います。
津波避難タワー見学の後は、子供たちが楽しみにしていた『春夏野菜の種まき』『団子デコレーション』『バルーンアート』の体験教室をおこないました🎈
いつもは、子供達のみの体験教室でしたが、今回はパパママも同じように参加できるように準備しました。
見ていると 大人だってやりたくなるのです。
親が楽しいことって 子供も楽しめると思うの。
親子で初めてのことを経験するって 見ていてとても面白くって 子供たちの方が学習するのがはやいのです。不思議ですよね。いつも教える立場、見守る立場から 教えられる立場になり パパママもお子様の成長している姿に驚かれたのではないでしょうか?
『春夏野菜の種まき』
農家さんとベテランボランティアさんに 先生になってもらい プロが使う土と容器を使って 『ミニトマト』『長ネギ』の種まきを行いました。
もう、7年もみやぎっ子に通ってくれているベテランボランティア君が 小さな子に分かりやすく教えてくれましたよ。 大人が教えるより わかりやすいし 少し年上のお兄ちゃんに
教えてもらった方が子供達もスムーズに作業出来たりするんです。
子供達は 飽きることなく 小さな手で一粒一粒丁寧に種まきをしてくれました。
夏休みごろには、美味しい野菜に変身するといいね☆
『団子デコレーション』
仙台で有名な和菓子屋さん 『仙台菓寮 梵天〇』様 にかなりのご無理をいって
ご協力いただき実現した企画です。
真っ白な無垢のお団子に 食紅やブラックココアを使ってお絵描きしたり ストローやお弁当用の型抜きを使ってスタンプしたり、ずんだ、あんこ、さくら餡を団子に塗ったり、粉糖でデコレーションしたりと 職業体験を兼ねた体験教室です。
商品になるものを食材としているので、失敗しても美味しいの☆
お絵描きやスタンプは、自分のできることを自分で選び 色も選び 世界に一つしかない
自分だけのお団子が完成していましたよ。
商品化できるんじゃない?ってくらい上手でした。
団子は、古くからある日本の伝統食であり、実は保存食なのです。昔は、みたらししかなく お弁当のように持ち歩いていたそうですよ。そこに、あんこやゴマなどの甘い餡をのせるようになり 現在のようになったそうです。梵天〇様のご協力により、仙台の郷土料理でもあるずんだについても学ぶことができました。美味しい、楽しいが学びになるって素敵なことですよね。 ご協力感謝しております。
『バルーンアート』
みやぎっ子の畑のある町内会の方とボランティアさんに先生になっていただき 子供たちとバルーンアートをつくりました。見ていたら簡単そうですが、やってみると実は難しい。小さな子も参加するということで、先生には前日から サンプル品や小さなお子様にお渡しする作品を準備していただきましたよ。アンパンマンやプードル、お花、剣、弓矢など子供たちが喜びそうなものを ひとりひとりのリクエストにこたえて 丁寧におしえてくださり
子供達がもっと作りたいと先生を困らせている場面もありました。
先生のおかげで 親子で出来る楽しい体験教室になりました。
教室の最後には、参加して下さったみなさんにプレゼントをお渡ししました。
新浜町内会様より
・非常食 クラッカー
・非常食 えいようかん
・さるぼぼお守り
非常食を準備するといっても どんなものを準備したらよいか?どんなものがあるのか?
わからない方が多かったため お試しで各家庭に頂きました。
オフィスベンダー様より
・仙台のご当地ボールペン
仙台にちなんだ郷土料理などのかわいいキャラクターが付いたボールペンを
お子様一人1本 50名分いただきました。
かわいいキャラクターに子供たちは、とても喜んでいました。
仙台菓寮 梵天〇様より
・子供達の為に食育体験価格での食材提供のご協力
職業体験用に 機材のレンタルまでしていただき、思い出に残る体験ができました。
イベント終了後は、我慢できずに車の中で食べてしまったという参加者さんがたくさんいました。とてもおいしく楽しい経験ができたと感想がよせられました。
SNSにて応援して下さるたくさんのフォロワー様より
・子供達へご当地のおやつやお絵描きセット(栃木、横浜、静岡、大阪)
宮城では、手に入りにくいおやつばかりで、おやつをもとに 地図の勉強ができました。
ありがとうございました。
みやぎっ子食農くらぶより
子供達が栽培に種まきから栽培に携わった野菜 長ネギ、曲がりネギ、白菜を
プレゼントいたしました。
今年度は、イベントごとに旬のお野菜を収穫しお持ち帰り頂く体験を行ってきました。
ここ数年、コロナなどで思うように活動ができず、食育イベントの機会が突然中止になる
ことが多々あり、どうなるかわからない未来のために、今、できる時にできることをと、いらしていただいた参加者さんにはお野菜をお渡ししていました。
収穫することの喜びや楽しさ、収穫したものを調理する、そして食べる。ここまでできてみやぎっ子の活動なのではないかと思うからです。
今回のイベントは たくさんの貴重な体験ができた教室でした。
親子で楽しい時間を過ごしながら学び、体験する☆素敵な時間になったと思います。
最後になりますが、子供達が安全に楽しく活動できるよう ご協力くださった地域の町内会の皆様、農家さん、梵天〇様、オフィスベンダー様、SNSで応援して下さる皆様、ボランティアスッタフの皆さん、参加者様ありがとうございました。
私が代表を交代して 初めてのマスク着用無しの集合写真が撮影できました。
我慢我慢の長い時間 子供たちも大人もよく頑張りました。
ご協力感謝いたしております。
≪この活動は一般財団法人セブンーイレブン記念財団の助成を受けて実施しています≫