皆さん、宮城県にある『女川町』というまちをご存知ですか?
北上山地と太平洋が交わるリアス式海岸が天然の良港を形成し、牡蛎や帆立貝、銀鮭などの養殖漁業が盛んな港町で、金華山沖漁場が近いことから、地方卸売市場には暖流・寒流の豊富な魚種が数多く扱われる宮城県を代表する県北の港町です。
歴史も古く、宮城の港町として有名な塩釜や石巻より、古くから『漁港』として栄えた街です。
そんな歴史のある町が、2011年3月11日に大きく変わりました。
10メートルを超える津波が、町のほとんどを飲み込み、多くの方も亡くなり、町の様子も一変したのです。
それから、約8年。
日本中の多くの人たちの助けと、地元の方々の努力があり、この町は新たな歴史をスタートさせています。
町のいたるところで現在も工事が進んでいますが、3月11日の教訓を忘れないための取り組みが進み、子供たちも安全に楽しめる町へ生まれ変わっています。
宮城県に住むものとして、地元の方の努力や、新しいステージへ向けた取り組みを、子供たちにも知ってもらい、新たな環境で楽しみながら愛着がわく活動ができればと考え、今回、2日にわたり、女川の自然と食を満喫できるイベントを実施しました(^^)/
今回は、『釣り』と『食育』をセットにしたプランを2日にわたり開催しました!!
親子で一緒に魚を釣り、釣った魚をさばいて、女川の恵みとともに『いただく』。
釣りをするのが初めてな子。そんな子が、釣りのやり方を親に教わり、魚が釣れた感動を一緒に味わい心に刻む。
釣った魚の命を『いただく』という行為を、身をもって味わい、そこから何かを感じる。
悲しい出来事があったときに生まれていなかった子供たちも、新しい街で、新しい決意を持って取り組む人たちに支えながら活動をする。
そういったちょっとした『きっかけ』で人生は大きく変わったり、将来を思い描いたり、家族のきずなが深まったりすることってあるよね。
いつもは畑で、土とともに活動しているけど、たまには、海での活動もいいなぁ~って思います。『海』と『畑』って全然違う場所の様だけど・・・実は色々なところでつながりがあって、そういう色々なつながりのもと、『食べ物』が生まれてきて、その食べ物を『いただく』という行為で人間は命をつないでいる。
様々な取り組みを通し、宮城の子供たちが成長し、夢を描けるよう、これからもみやぎっ子『食』・『農』くらぶは活動していきますよ(*'ω'*)
この活動は、セブン‐イレブン記念財団 環境市民活動助成 の助成を受けて実施いたしました!!
0コメント